Technological Innovation 技術革新

ISHINシリーズ

ISHINシリーズ

グローバルに事業活動を展開する当社にとって、地球環境保全は安全運航と並んでグループ企業理念に掲げられている重要課題です。次世代船構想「船舶維新」プロジェクトは実現可能な技術を用いてCO2の排出量削減を図り、地球環境保全に大きく貢献する革新的な取り組みです。


株式会社 商船三井 環境・サステナビリティ戦略部 サステナビリティ統括チーム, 株式会社 商船三井 経営企画部 総合企画チーム, 株式会社 商船三井 コーポレートコミュニケーション部 コミュニケーション企画チーム, 株式会社 商船三井 MBS コミュニケーションサポート部 MBS コミュニケーションサポート部, 株式会社 商船三井 人事部 人事部, 株式会社 商船三井 海上安全部 海務チーム, 株式会社 商船三井 海上安全部 安全推進チーム, 株式会社 商船三井 海上安全部 船員政策チーム, 株式会社 商船三井 海上安全部 船員教育・訓練チーム, 株式会社 商船三井 海上安全部 安全運航支援センター, 株式会社 商船三井 技術部 技術イノベーションチーム, 株式会社 商船三井 スマートシッピング推進部 スマートシップ戦略チーム, 商船三井システムズ株式会社 ICT 戦略推進部 ICT 戦略推進第一チーム

環境負荷低減を目指す「船舶維新」の今

環境負荷低減を目指す「船舶維新」の今

ISHIN-Ⅲ 主機関の排熱エネルギーを回収しプロペラをアシスト

2014年竣工の大型鉄鉱石専用船に、ISHIN-Ⅲの主要技術である主機関の排熱エネルギー利用を追求したシステムを搭載しました。エネルギー回収装置は、排ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた発電機で、両者の最適制御により排ガスエネルギーを効果的に回収し、発電することができます。また、そこで生まれた電力を、主機への加勢モーターにより推進力のアシストにも利用します。この技術の採用により、同型船機関と比較しても約6%の燃費削減が見込まれ、CO2排出量削減に寄与します。

特徴

  • 排熱エネルギー回収:推進力を最大限にアシスト
  • 通常航海中に加え、低速航海中もCO2排出量を削減する技術を採用
  • CO2排出量削減効果:30%

ISHIN-Ⅰ 世界初のハイブリッド自動車船「EMERALD ACE」

太陽光パネルとリチウムイオン電池を組み合わせたハイブリッド電力システムにより、航海中に自然エネルギー(太陽光)で蓄えた電力を利用することで停泊中ゼロエミッションを実現できる、世界初のハイブリッド自動車船「EMERALD ACE」が2012年竣工しました。1年間の運航を通じて、停泊中ゼロエミッションの実現と約4.2%のディーゼル発電機の負荷低減を確認しました。本船で培った技術は、要素技術の進歩とコストダウンにより、広く普及する可能性を秘めています。

ハイブリッド自動車船「EMERALD ACE」竣工

「停泊中ゼロエミッション」の実現に向けたハイブリッド給電システム
ハイブリッド自動車船「EMERALD ACE」には、太陽光発電システムとリチウムイオン電池を組み合わせたハイブリッド給電システムを搭載します。従来の発電システムでは、停泊中の船内の電力供給にディーゼル発電機を使用しますが、本船では航海中に太陽光発電システムで発電した電力をリチウムイオン電池に蓄え、その電力を使用することで、停泊中にディーゼル発電機を完全停止して「停泊中ゼロエミッション」を実現します。

太陽光パネル
本船に搭載される太陽光パネルは耐塩害・耐風圧などの耐候性に優れ、反射光も取り込める両面ガラス製を採用。太陽光パネルの出力は160kW(210Wパネル×768枚:1,079m2)で、船舶に搭載されるものでは世界一の規模となります。

航海中に蓄電・発電

ユニット、モジュールとリチウムイオン電池

リチウムイオン電池
太陽光パネルなどから発電した電力を船内の限られたスペースに蓄電するために、エネルギー密度の優れたリチウムイオン電池を採用。PCバッテリーなどで使用されている電池を32万本使用し、電力量は2.2MWh(一般的な住宅の電力消費量200軒分)となります。
また、大電力をコントロールする高性能なパワーマネジメントシステムは、安全を第一に効率よく電力を制御します。

停泊中に電力供給


ISHIN-Ⅱ LNG燃料船の早期実現に向けて

LNG燃料船の実現には、専用エンジンの開発が重要課題の一つとなっています。当社では、2013年4月、三井造船(株)とともに、ガス炊き低速ディーゼルエンジン(*)のデモンストレーション運転を実施するなど、早期実現に取り組んでいます。

(*) クリーンエネルギーである天然ガスと、従来の外航船舶で使用されてきた重油を燃焼させることができるエンジン。

特徴

  • 燃料はLNG:航行中、LNG燃料による排ガスのクリーン化とCO2排出大幅削減
  • 陸上電力プラグイン:港内航行・停泊中は陸上電力と蓄電池利用によるゼロエミッションを実現
  • 快適性の重視
  • CO2排出量削減効果:50%

液化天然ガス(LNG)は、船舶の燃料として使用される重油と比較して、CO2(二酸化炭素)、NOx(窒素酸化物)、SOx(硫黄酸化物)、PM(煤塵)の排出量の大幅削減が可能であることから、<環境負荷低減型フェリー>を検討した当初より、当社はLNG燃料の研究に取り組んできました。船舶の排出ガスに対する国際的な規制が順次強化されている中、フェリー以外の船種においても、研究・開発を本格化しています。

株式会社 商船三井 環境・サステナビリティ戦略部 サステナビリティ統括チーム, 株式会社 商船三井 経営企画部 総合企画チーム, 株式会社 商船三井 コーポレートコミュニケーション部 コミュニケーション企画チーム, 株式会社 商船三井 MBS コミュニケーションサポート部 MBS コミュニケーションサポート部, 株式会社 商船三井 人事部 人事部, 株式会社 商船三井 海上安全部 海務チーム, 株式会社 商船三井 海上安全部 安全推進チーム, 株式会社 商船三井 海上安全部 船員政策チーム, 株式会社 商船三井 海上安全部 船員教育・訓練チーム, 株式会社 商船三井 海上安全部 安全運航支援センター, 株式会社 商船三井 技術部 技術イノベーションチーム, 株式会社 商船三井 スマートシッピング推進部 スマートシップ戦略チーム, 商船三井システムズ株式会社 ICT 戦略推進部 ICT 戦略推進第一チーム
技術革新
技術革新推進体制

技術革新に向けた基本方針

技術革新に向けた基本方針 海運業界を取り巻く技術開発においては、従来、主たる対象であった船舶のハード面における要素技術の進歩に加え、近年は、海上...

技術革新
技術革新推進体制

技術革新を加速させる体制の構築

技術革新を加速させる体制の構築 当社グループでは、技術開発のさらなる強化に向け、2018年4月に「技術革新本部」を新設しました。船舶等ハード面の...

技術革新
技術革新取り組み事例

技術革新取り組み事例

現在、当社では、2016年11月に開始した「“船舶維新NEXT”~MOL SMART SHIP PROJECT~」を中核として、当社グループおよび社外...

技術革新
高度安全運航支援分野

高度安全運航支援分野

高度安全運航支援分野 環境負荷低減分野 当社運航船の航海・機関関連ビッグデータの利活用 「FOCUSプロジェクト」 機関...

技術革新
環境負荷低減分野

環境負荷低減分野

高度安全運航支援分野 環境負荷低減分野 ウインドチャレンジャープロジェクト ゼロエミッション電気推進船の開発・普及促進に...

技術革新
船舶技術の航跡

船舶技術の航跡

1987年 ~ 船体 PBCF(プロペラ効率改善装置)開発 ...

技術革新
ISHINシリーズ

ISHINシリーズ

グローバルに事業活動を展開する当社にとって、地球環境保全は安全運航と並んでグループ企業理念に掲げられている重要課題です。次世代船構想「船舶維新」プロジ...

技術革新
ISHINシリーズ

環境負荷低減を目指す「船舶維新」の今

環境負荷低減を目指す「船舶維新」の今 ISHIN-Ⅲ 主機関の排熱エネルギーを回収しプロペラをアシスト 2014年竣工の大型鉄鉱石専用船に...

技術革新
技術研究所

技術研究所

「環境と共生する研究所」として、太陽光エネルギー利用や自然採光システム、氷蓄熱冷暖房システム、高速可変風量コントロールシステムを採用し、随所に...

技術革新
技術研究所

技術革新に向けた基本方針

技術研究所 概要 名称 株式会社商船三井 技術研究所 所在地 住所:〒215-0033 神奈川県川崎市麻生区栗木2-2-9 ...

技術革新
技術研究所

技術革新を加速させる体制の構築

事業概要 燃料油・潤滑油分析 当社運航船が補油した燃料油や本船上で使用される潤滑油の性状分析を行い、分析結果から得られる情報をもと...

技術革新
技術革新

技術革新

ステークホルダーと時代のニーズを先取りし、ワクワク感のある物流イノベーションを起こします 商船三井グループは、2018年に新設した「技術...