当社の目指す人材育成は「商船三井グループの発展と社員一人ひとりの成長を共に達成すること」です。 会社とともに社員一人ひとりが成長し、会社へ確固たる貢献をしつつ、個々人の会社生活をよりやりがいのあるものにすることを目指します。 そのために、人事部はグローバルな環境で「MOL CHARTS」を体現し、成果・価値を生み出せる多様な人材を育成すると共に、イノベーティブな発想や チャレンジングな取り組みを推進する組織を創ります。 また、ダイバーシティ&インクルージョンを新たな競争優位の源泉と位置づけ、社員一人ひとりが自身のキャリアを考える機会を提供すると共に、各自のキャリア プランに沿った能力開発やキャリアパスを属性にとらわれず支援します。
当社が育成したい人材像は、会社の持続的成長に向けて、グローバルマーケットで活躍できる「新しい価値を創造する自律自責型の人材」です。
「自律自責型の人材」とは、難題に直面しても、常に当事者意識を持ち、解決策を見出し、関係者と協調しつつ自らその解決策を実践できる人材です。この当事者意識の強い個の力と共に、ステージを進むに従って、組織をリードするマネジメント力を兼ね備える人材を育成します。また、キャリアパスの複線化を想定し、各自が自分自身の持ち味を活かせるキャリアを選択できるようサポートします。
当社グループでは、事業を通じて優先的に取り組むべき社会課題であるサステナビリティ課題を5つ特定し、そのうちの1つである「Human & Community」の中で人材育成に関する目標・KPI・アクションプランを設定しました。
2021年度は従来のプログラム内容、及び、講師陣を刷新し、「ヒト(人と組織)・モノ(経営戦略)・カネ(会計)・情報(DX)」の4つの要素をテーマとした講義と経営者との対話やケーススタディという構成で実施しました。 研修の最後には、9名の参加者それぞれが当社グループの企業理念・ビジョンの下で実現したいことを経営層に向け提言を行いました。
2021年度は部長全員を対象とし、アセスメントを通じ、自己認知と他者認知のギャップ、価値観や行動の傾向を理解した上で自身の能力開発、そして、組織開発へとつなげる内容の研修を実施。
また新任部長に対しては、各種異業種プログラムへの派遣を積極的に行いました。
管掌役員 | 毛呂准子(代表取締役常務執行役員 CHRO(チーフ・ヒューマン・リソース・オフィサー)) |
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推進部署 | 人事部 |
入社時から1年間にわたって先輩社員がメインの指導役(トレーナー)として新入社員につき、一人立ちできるようサポートしていきます。
主としてトレーナーから、社会人としての振る舞い、会社や実際の業務について学びます。また、定期的に面談を行い、1年間の中での段階的な目標を設定した上、各段階での自身の現状と課題を認識し、成長の道標とします。
多様な人材の活躍を促す取り組みの一つとして、メンター制度を導入しました。メンティーの担当業務以外についてもサポートする為に所属チーム外の社員がメンターとなり1on1を実施しています。キャリア入社の社員はメンターとの定期的な対話を通じて定期的に立ち止まり自らを振り返る、悩みを相談する、人脈形成の補助といった機会につなげます。
入社後の10年間は少なくとも3つの異なる業務(※)を経験することで、個人の適正を自他ともに認識しその後のキャリアにつなげます。また、幅広い経験を積むことで、広い視野と多面的な視点を養います。
※陸上職の場合は営業部門・管理部門両方の業務を経験、海上職の場合は各種船種に乗船すると共に、内2年間は陸上勤務を経験することを望ましいとしています。海上職では、この期間に陸上勤務を入れることにより、陸上での業務を知り、身に付けることによって、海上勤務に役立てること、陸・海、両方の視点を合わせ持つ総合的な見方ができることを目指しています。
育成ステージに合わせて育成ゴールを設定しています。
各育成ステージにおいて、必修型プログラムの他、一人一人の特性や役割、希望によって選抜型プログラム、選択型プログラムを実施しています。
選抜型プログラムは次世代の経営者・リーダー育成を意識し、高く広い視野を持ちビジョンを実現する力を磨くことを目的として実施しています。
異文化環境におけるダイバーシティマネジメント力を向上させ、次世代のグローバルリーダーを育成する目的で2014年に開講し、毎年継続して実施しています。毎年世界各国からの参加者を日本に迎え、グローバルな事業環境における戦略思考、組織運営、リーダーシップの講義に加え、グループ共通の価値観である「MOL CHARTS」をもとに自分自身のキャリアを振り返っています。また、研修を通して当社グループの課題や進むべき方向について、数人のチームに分かれて議論、調査を行い、最終日には当社経営陣への提言を行っています。毎年の研修後アンケートでの満足度が非常に高く好評を得ています。
MGMC参加者数
2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2014年~累計 |
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14人 | 修了生フォローアップセッションをオンライン開催(43人) | 14人 | 119人 |
当研修はグローバル社会の動向に敏感で、中長期的な視点で全体最適を意識する次世代経営者育成を目的に2010年に開講、2021年に内容を刷新し、開催しています。
毎回、6カ月にわたる研修の最後は経営層に向け、当社及び当社グループ会社の経営を担う者として企業理念・ビジョンの下で 実現したいことを、その時にありたいポジションとともに描き、そこに向けた経営資源の強化と配分を提言します。
実際にいくつかの提言は、事業化へとつながっています。
経営スクール参加者数
2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2014年~累計 |
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7 | コロナ禍により実施せず | 9 | 108 |
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